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Matrix (flash.geom.Matrix) クラス

使用可能バージョン【FlashPlayer8 】
使用可能ActionScriptバージョン【ActionScript1.0 】

public class Matrix
extends Object

flash.geom.Matrix クラスは、座標空間の間でポイントをマッピングする方法を決定する変換マトリックス (変換行列) を表します。Matrix オブジェクトのプロパティを設定して、MovieClip オブジェクトや BitmapData オブジェクトに適用することで、オブジェクトに対する各種グラフィック変換を実行できます。これらの変換機能には、平行移動 (x と y の位置変更)、回転、拡大・縮小、傾斜などが含まれます。

このような変換をアフィン変換といいます。アフィン変換では、変換中に線分の直線性が保たれると共に、平行線は平行のままになります。

変換マトリックスをムービークリップに適用するには、flash.geom.Transform オブジェクトを作成して、そのオブジェクトの matrix プロパティを変換マトリックスに設定します。Matrix オブジェクトは、flash.display.BitmapData クラスの draw() メソッドなど、いくつかのメソッドのパラメータとしても使用します。

変換マトリックスオブジェクトは、次の内容を備えた 3×3 のマトリックスであるとみなします。

従来の変換マトリックスでは、u、v、および w プロパティによって特別な機能を提供します。Matrix クラスは 2 次元空間でのみ演算できるので、u プロパティと v プロパティの値は 0.0 で、w プロパティの値は 1.0 です。言い換えると、このマトリックスの有効値は次のとおりです。

Matrix オブジェクトの他の 6 つのプロパティ a、b、c、d、tx、および ty の値をすべて取得および設定できます。

Matrix クラスは、主要な 4 種類の変換機能 (平行移動、拡大・縮小、回転、傾斜) に対応しています。これらのうち 3 つの機能には専用メソッドがあります。

x 軸または y 軸に平行な方向にイメージをスライドします。値 skx は、x 軸方向にスライドする距離を制御する乗数として機能し、値 sky は y 軸方向にスライドする距離を制御します。

効果的に複数の変換を組み合わせることができるように、変換関数はそれぞれ現在のマトリックスプロパティを変更します。これを行うには、そのムービークリップまたはビットマップターゲットにマトリックスを適用する前に、複数の変形関数を呼び出します。

変換メソッドマトリックスの値表示結果説明
平行移動 (変位)translate(tx, ty)イメージをtx ピクセルだけ右に、tyピクセルだけ下に移動します。
拡大・縮小scale(sx, sy)各ピクセルの位置をx軸方向にsx倍、y軸方向にsy倍することで、イメージの大きさを変更します。
回転rotate(q)イメージを角度q(単位はラジアン) だけ回転します。
傾斜または変形なし。プロパティbとcに設定する必要があります。x軸またはy 軸に平行な方向にイメージをスライドします。値skxは、x軸方向にスライドする距離を制御する乗数として機能し、値skyはy軸方向にスライドする距離を制御します。

効果的に複数の変換を組み合わせることができるように、変換関数はそれぞれ現在のマトリックスプロパティを変更します。これを行うには、そのムービークリップまたはビットマップターゲットにマトリックスを適用する前に、複数の変形関数を呼び出します。

プロパティ一覧

オプションプロパティ説明
a:NumberMatrixオブジェクトの1行1列目の値です。イメージの拡大・縮小や回転を行う際に、x軸方向のピクセルの位置に影響を与えます。
b:NumberMatrixオブジェクトの1行2列目の値です。イメージの回転や傾斜を行う際に、y軸方向のピクセルの位置に影響を与えます。
c:NumberMatrixオブジェクトの2行1列目の値です。イメージの回転や傾斜を行う際に、x軸方向のピクセルの位置に影響を与えます。
d:NumberMatrixオブジェクトの2行2列目の値です。イメージの拡大・縮小や回転を行う際に、y軸方向のピクセルの位置に影響を与えます。
tx:Numberx軸方向に各ポイントを平行移動する距離です。
ty:Numbery軸方向に各ポイントを平行移動する距離です。

コンストラクタ一覧

署名説明
Matrix([a:Number],
[b:Number],
[c:Number],
[d:Number],
[tx:Number],
[ty:Number])
指定されたパラメータで新しいMatrixオブジェクトを作成します。

メソッド一覧

オプション署名説明
clone():Matrix新しいMatrixオブジェクトとして、このマトリックスのクローンを返します。含まれるオブジェクトはまったく同じコピーになります。
concat(m:Matrix):Voidマトリックスを現在のマトリックスと連結して、2つのマトリックスの図形効果を効果的に組み合わせます。
createBox(scaleX:Number,
scaleY:Number,
[rotation:Number],
[tx:Number],
[ty:Number]):Void
拡大・縮小、回転、平行移動に関するパラメータなどがあります。
createGradientBox(width:Number,
height:Number,
[rotation:Number],
[tx:Number],
[ty:Number]):Void
MovieClip.beginGradientFill()メソッドで使用する特定のスタイルを作成します。
deltaTransformPoint(pt:Point):Point変換前の座標空間内のポイントが指定されると、そのポイントの変換後の座標を返します。
identity():Void変換されたムービークリップや図形が元と同一になる値を各マトリックスプロパティに設定します。
invert():Void元のマトリックスの逆の変形を実行します。
rotate(angle:Number):Void回転変換を適用する場合に現在のマトリックスを使用できるように、そのマトリックスに値を設定します。
scale(sx:Number,
sy:Number):Void
適用時の効果としてイメージのサイズが変更されるようにマトリックスを変更します。
toString():StringMatrixオブジェクトのプロパティのリストを表すテキスト値を返します。
transformPoint(pt:Point):PointMatrixオブジェクトで表現される図形変換を、指定されたポイントに適用します。
translate(tx:Number,
ty:Number):Void
変換の効果としてオブジェクトがx軸方向とy軸方向に移動するようにMatrixオブジェクトを変更します。

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